ガンダムの軌跡を追う。①

機動戦士ガンダム

~あらすじ~ 宇宙世紀0079年、人類は地球が対応できないほどの人口増加により、宇宙に「スペースコロニー」と呼ばれる居住区を建設し、そのコロニーの中で、住むようになった。
ところが、そのスペースコロニー群の中から、地球からもっとも遠いサイド3というコロニー群が、地球連邦から独立を勝ち取るための戦争(独立戦争)を仕掛けてきた。
スペースノイドと呼ばれた宇宙移民たちは、地球連邦の特権階級にいる者たちが、地球を私物化しているのではないかという不満を募らせていたことに端を発する。
このサイド3は「ジオン公国」を名乗り、デギン・ソド・ザビジオン公国国王と、その子ども達で構成されるザビ家が中心となり、地球連邦軍に戦いを仕掛けてきた。宣戦布告とともにジオン軍は地球連邦・及びコロニー群に対し攻撃を無差別殺戮を行い、その戦いにおいて人口の多くを戦争で失うという、甚大な犠牲を払う。
そのなかで少年アムロ・レイは、ジオン軍のコロニー攻撃の際、偶然ガンダムに乗り込み、その場にいたザクを撃破。以降、ホワイトベースに乗り込み、シャアというライバルや、数々の仲間や敵との出会い、大切な人との別れ、そしてスペースノイドの間で覚醒すると言われた「ニュータイプ」の覚醒といった、逃れられない運命に対して、悩み、戦いに翻弄されながらも、成長していく姿を映し出していく・・・。

これまでの「敵を倒す正義のロボ」が多かったロボットアニメ群において、
それまでのロボットアニメでは語られることの少なかった、主人公の人間としての成長を描いた作品。
初回放映時は視聴率が振るわなかったものの、後の再放送にてブレイク。以後のガンダムシリーズのさきがけの作品となりました。
監督は富野由悠季・キャラクターデザインは安彦良和・モビルスーツなどのメカニックデザインを大河原邦男が努め、この作品は全43話が放送されました。
後のロボットアニメなどにも影響を与えることとなった本作品は、戦争を舞台にした人間ドラマでありながら、ロボットアニメとしても、子ども達に人気の出た作品として、幅広い層のファンを取り込むことに成功した作品でもあります。
そして、アクリルケースにワンピースフィギュアDXや美少女フィギュアなどを入れているように、ガンプラの発売など、数多くの関連玩具などもリリースされました。


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Last update:2022/12/23